「家づくり」ストーリー
2019-12-20
天然木をふんだんに使った家造り
こんにちは!後藤建築の伊藤です。
インフルエンザが流行り始めているようですが、みなさんのまわりはどうですか?
手洗い、うがい、睡眠と栄養をしっかりとるなど対策しないといけませんね!
前回、(Vol.3 リノベーションのご提案が決定の決め手)でご紹介したお施主様の家造りのつづきです。
お施主様ご夫妻は、娘さんのご家族との同居をきっかけに、自宅をリフォームすることになりました。
「天然木をふんだんに使った家造りと、地盤改良と基礎補強をし永く安心して住める家にリフォームする」
という弊社のご提案が決め手となり、経験と実績のある後藤建築がリノベーションをすることに。
今回はそのリノベーションの内容をご紹介します。
まずは、家族のリズムに合わせた設計。
娘さんの旦那さんは、夜勤があり生活リズムが家族と違うため、防音ルームを作りました。
扉も壁も床も防音仕様でほとんど隣の音が聞こえません。そうすることで、お子さんが隣のルームで騒いでも
気にすること無く、睡眠をとることができます。さらに2階にもシャワールーム、キッチン台も造作しました。
この提案は後藤建築だけが最初に提案したものです。
次に免震装置のブレースリー。
今の時代、いつ何が起こるかわかりません。地震もその一つですが、その備えとして建物の地震による揺れを
軽減させるブレースリーを構造計算上7箇所に設置しました。この装置は地震の揺れエネルギーを吸収して、
30~50%低減してくれます。
いろいろな地震対策装置のある中、ゴム製だと劣化してしまう、油圧だと壁の温度が上がると
油が漏れてきてしまうという難点が。しかし、ブレースリーはアルミ製のため、耐久性に優れ経年劣化も
起こりにくいのでメンテナンスフリーという点で優れています。
安全、安心、安価という住宅の地震対策にぴったりです。
そして漆喰の壁や、床板、外見から見ても以前の壁と色の違和感がないように施工。特に漆喰の壁は、
ペンキや壁紙仕上げのものと同等価格でできるためお勧めし、職人が雰囲気よく仕上げました。
床板は「うずくり」で凸凹しているところが普通の平らな床と違い、足の裏に空気を含むため暖かく、
お客様にも好評です。リフォームすることで、外壁など継接ぎにならないかと心配になる方も
いるかと思いますが、いろいろな現場で経験しており、リフォーム慣れをしているため、
以前の雰囲気を壊さず、全く違和感のない仕上がりになるので心配ありません。
お施主様は天然木を大変気に入っておられましたので、ウッドワンの無垢材の建具、床はニュージーランドの
パイン材(ピノアース)を使用し、天井は杉、リビングの椅子は檜を使用しました。以前の住宅で使用していた
ダイニングテーブルも、テーブルの脚を金属にしてデザイン性をアップしリノベーション。
このテーブルの裏側には、娘さんが小さい頃に貼ったシールがそのままになっており、思い出も残したものに。
それに合わせて檜の椅子も弊社で作成しました。
地盤改良と基礎補強。
ご自宅がどれだけ傾いているのか、レーザー墨出し器を使いご覧になり、
「こんなに傾いていたなんて!」と驚かれました。
過去いろいろなお宅でのリノベーションの経験があり、地盤改良と基礎補強を行い、
傾きもなおした実績もあります。
ご自宅が完成しました際にも、レーザー墨出し器でご覧になり、後藤建築の
「永く安心して住める家造り」に感動していただきました。
最後に、今回リノベーションをご依頼いただきましたお宅は、駐車スペースが普通車2台分しかなく、
職人が入替り作業しているため工期がかかりそうでした。「新年を新しい我が家で過ごしたい」と、
お施主様のご期待があり、工期を短縮する必要がありました。
そういった点でも、後藤建築は社内に加工工場があり、自社工場で加工して搬入し施工することで、
現場での作業時間が減り工期を短縮。メーカーの指定工場の看板も持っており、いろいろな特殊現場にも
対応できるので、とっても安心ですね!
もうすぐお孫さんが産まれ、家族7人。お孫さんの代まで安心して永く住める住宅。
これからこのご家族を温かく見守っていくことでしょう